

数年前に、為替取引自由化となりました。
だからたとえば、「いま100ドル持っているので、1万円で買わない〜」と取引したとしましょう。
昔は、外貨取引は禁止されていたから、そんなことをしたら2人とも外為法に違反しました。
いまは自由です。
みんなやっていないだけの話です。
外為が自由になった当時、コンビニに外貨を置くという話がありました。
ところがコンビニは、すぐにやめてしまいました。
なぜかというと、あまりにも外貨の需要が少なかったからです。
海外からモノを買う場合、現在は、円やドルが決済通貨です。
仮に円がダメになったら、輸出する側は当然、日本円では取引したくないでしょう。
円は欲しくないでしょう。
そうなると、たとえば商社はドルで払わないといけないのです。
ところが商社の立場で考えると、やはり日本円は欲しくないでしょう。
自社の支払いは安全なドル、受け取りは暴落している日本円にはしたくないでしょう。
このような場合、以前は規制があったから、円で取引しなければいけなかったのですが、いまは自由になり、ドルで取引していいのです。
ということは、商社は卸売業者にドルで支払いを求め、卸売業者は小売業者にドルで支払いを求めるでしょう。
では、最終的に小売業者はどうするか。
ドルで仕入れて、円で売ったら、それだけ損をする可能性がでてきます。
どうするかというと、小売業者もドルで売るのです。
すなわち将来、もし円がダメになったときには、日本国内でもドルなど外貨が通用するようになります。
ユーロ建てMMFは3%程度です。
米.ドル建てMMFは4%後半程度です。
放つ為替相場は動くものです0円が強くなったり、弱くなったり、これからもするでしょう。
ですが、為替に影響されない生き方、つまり通貨ポートフォリオという手法は、そのためにあるのです。
これまでの日本経済は比較的高い水準で安定し、加えて為替の規制もありました。
そのような場合には、日本円だけ見ていればよかったのです。
ところが世界的な常識で考えると、異常な事態です。
だから、通貨ポートフォリオが必要なのです。
それこそ、日本人ほど分散しなきゃいけないわけです。
そうしないと、日本円が暴落したときに、パン1つ買えず飢え死にするかもしれないということです。
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